先日スタートアップのためのペルソナデザイン勉強会を開催しました。新しい製品・サービス開発が失敗する原因は、「マーケットのニーズが無かった」ということが最も多く、4割以上のスタートアップが失敗の理由に挙げています。しかし一方で、顧客のニーズ把握をしないままに、製品、サービスを開発する組織はほとんどありません。なぜこのようなギャップが生まれるのでしょうか?今回の勉強会では、このギャップを解消するためのペルソナ活用法について大きく3つのトピックでディスカッションしました。

トピック1;良い問いを見つける。

技術の活用が容易になり、シェアリングエコノミーといったこれまでの枠組みを超えたビジネスが次々に立ち上がる今、あらためてissue(問い)の質が問われています。後発ながら、SNS市場を席巻しているSnap chatがとらえた「問い」は何だったのか?

「問い」の質でなく、「ソリューション」の質にこだわり成功しなかった3Dテレビやgoogleglassのケースと比較しながら、筋の良い問いとは何か?について共有しました。

 トピック2;顧客が求めるゴールや意味に焦点をあてる。

パタゴニアやノースフェイスに対抗しうる唯一の新興アウトドアブランドとして注目を集めているcotopaxi(コトパクシ)。

彼らは商品を作って売るだけではなく、体験型のアドベンチャーイベントを手がけ、熱狂的なファンを育てています。

またコトパクシは、どんな人が、どんな環境で、どう作っているかや、売上げはどう使われるのかといった、明確なソーシャルインパクトを提示し、さらに特筆すべきは、フィリピンで製造する全てのアイテムのカラーパターンは現地の職人たちのセンス、裁量に任せています。彼らがユーザーに提供しようとしている意味はどのようなものか?事例を読み解きながら意味による差別化とは何かについて、話し合いました。

トピック3.ペルソナの活用方法と失敗例

顧客の求めるゴールや意味、感情に寄り添うためのツール「ペルソナ」。勉強会後半ではペルソナの作り方や活用範囲とあわせていくつかの失敗プロジェクトのエピソードを紹介。また実際のインタビューから作成したリフォームユーザーのペルソナを使ってゴールや意味、感情に焦点をあてたアイデア発想の演習を行いました。

参加者の中には、既に投資をうけてサービスをローンチしているベンチャーの方もいて、ベンチャーならではのビジネス課題やペルソナの活用法も伺え、とてもいい視点をもらいました。

今後もこのような勉強会イベントを定期的に開催していきたいと思います!