代表取締役 大長伸行

僕はbridge創業までの10年間コンサルタントとして、デザインファームにいました。ペルソナやエスノグラフィーといった先進の技法を学び、デザイン思考の専門家として様々な業界の新規事業、サービス開発のプロジェクトに携わりました。しかし一方で、プロジェクトはそのすべてがうまくいく訳ではなく、着想がズレて機会を見出せなかったことや、ユーザーにソリューションが支持されず消滅したこと、それ以前に事業の可能性を上層部と共有できずに実行の承認が得られないということを数多く経験しました。

大企業は客観的な数値にもとづいた最適な意思決定、合理的な判断の連続の上になり立っています。そうでなければ、何万人もの従業員・ステークホルダーを支える大企業にはなりえません。ですが、企業が非連続な成長を求めるとき、そのセオリーが阻害要因になることがあります。これまで培った業界の慣習や、過去の成功体験、勝ちパターンが通用しないどころか、それ自体がバイアスとなって事業の芽を摘んでしまう。僕はそこに違和感を感じるようになり、1つの疑問を持ちました。

「どのようにすれば、企業内新規事業の成功確率をあげることができるだろうか?」新規事業が生まれる仕組みの探求に興味をもった僕は、リソースやアセットを持たずに強い使命感でさまざまな問題を乗り越えるアントレプレナーのやり方にそのヒントがあるのではないかと考えるようになりました。そして、彼らのプロセスや考え方・カルチャーを学ぶ中で、そのアプローチを企業の事業創出活動に導入することに意味を見出し、bridgeを創業しました。曖昧で複雑で不確実な今の時代、新規事業は方法論やフレームワークを超えて、失敗を前提に素早く学習していく組織の在り方が求められています。そしてそれにはメンバー自らが顧客の課題にどっぷり浸って解決策を考案し、試作通じて顧客からフィードバックを得ながらプランを修正していく実践知が欠かせません。

世界を席巻するスタートアップのTry&Learnのマインドと、これまで企業が培った事業成長のセオリー、その両方を知る僕だからこそ貢献できることがあると思います。両方のプロトコルをつなぎ、そこを行き来きさせることでブレイクスルーを生み出す。そのことにbridgeは挑戦していきます。

 

取締役 鈴木 郁斗

2009年に航空宇宙業界を去り、「世界を舞台に自分の世界観を広げ、自分の価値を最大化したい。」という意志を掲げて単身で米国に渡り、これまで様々な新規事業に挑戦してきました。その95%は失敗。しかし、自分の使命感にコミットすることにこだわり、ただひたすら直感を信じ、常に背水の陣で新規事業に取り組んできた中で得た経験と、失敗のパターン、実業と学習を通してシリコンバレーで学んだ起業の方法論とマインドセットがシンクロし、新規事業を生み出すための普遍的なセオリーにたどり着くことができました。

昨今世間では、イノベーション創発の方法論がある種のトレンドとして活況である一方で、デザイン思考やリーンスタートアップなど、イノベーションのフレームワークを取り入れるだけで新規事業開発に成功した例は残念ながらほとんどありません。

新規事業の成功はスキル×マインドセットで成り立ちます。得てして日本の企業には後者が欠けているケースが多く、圧倒的な当事者意識を持った“新規事業担当者”が少ないのが現状。使命感を持って新しいことにコミットできるアントレプレナーが少ないこと、その背景にアントレプレナーの挑戦を是としない組織の根深い体質があること、それゆえに未だ将来へのブレークスルーが見えない状況に多くの企業は苦しんでいます。

多くの人は、前例がなく不確実性の高い事に対する挑戦に尻込みし、また挑戦しようとする者に肯定的になれません。しかし、新規事業をドライブさせる原動力は何よりそこに携わる人の使命感や情熱、その土台の上に適切な方法論を取り入れることで、不確実な未来を生き抜くための事業創造が実現します。

bridgeは、起業やイノベーションの方法論を伝えるだけではなく、組織の体質をベストな形への変革に導き、真の意味で存在価値のある企業の在り方を、お客様と共に追求していきます。


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