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“個の想い”から始まる、創造的活動の意義

2020.07.01

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“個の想い”から始まる、創造的活動の意義

bridgeビジネスデザイナーが考える「自分起点」なモチベーションの重要性

長い自粛期間が明け、新しい日常を生きる今、自分の内側に目を向ける機会も多いのではないでしょうか。
本記事ではbridgeのビジネスデザイナー鈴木がアメリカで自分のやりたいことに向き合った日々と、そこから生まれたアントレプレナーシップや組織文化に対する思いをインタビューしました。

 

–  これまでの仕事のヒストリーを教えてください。

新卒では航空宇宙のエンジニアとして、飛行機や宇宙機器の設計をしていましたが、海外で仕事をしてみたくて、26歳のとき周りの反対を押し切ってアメリカ、ロサンゼルスへ渡り、そこで起業しました。

もともとは理系なので経営の知識も情報も皆無。何をしたらいいかも分からない状態でしたが、現地の学校で資格を取って、仕事を見つけようっていう本当に軽い気持ちでした。

 

–  航空宇宙エンジニアってすごく華やかなキャリアに見えますが、それとは非連続な分野に挑戦したのはなぜですか?

社会人になって5年目、良くも悪くも社内にいたら道が決まっていて、このままでいいのかなと疑問に感じるようになりました。そもそもなぜ海外で仕事をしたいのか考えてみると、小学校5年生のとき、地元新聞社が主催するホームステイプログラムで初めての海外、アメリカ中西部へ行ったときのインパクトが大きかったことに気づきました。初めての海外で言葉や文化の壁を超えて現地の人たちとコミュニケーションを取ることが楽しくて、それからずっと海外、アメリカが意識の中にあったんです。

エンジニアの仕事は楽しいしやりがいも感じていたけど、やっぱり海外で働いてみたい、自分のカッコイイキャリアを作りたい。そのために違うキャリアに行くなら今しかないと思い、部署異動のタイミングで会社を辞めてアメリカに行くことに決めました。いわゆる厨二病です(笑)

当時のアメリカはリーマンショック直後で、見るからに景気が悪く、ビルも空き部屋ばかり。

でも、前の職場の仲間から壮大な壮行会をやってもらった上に、「アメリカで一旗揚げてあげてくるぜ!」と、めちゃめちゃビックマウスで来たのに今更帰れないというプライドがあって、とにかく自分ができることで、何かお金を作れることがないか、本当に色々なことをやったんですよ。

最終的に落ち着いたのは、留学を現地でサポートするサービス。

現地の旅行代理店でタダ働きをしていたとき、「日本の大学の教育プログラムの相談が来てるんだけど君やってみない?」と声をかけてもらったことがきっかけで、日本の教育機関や企業の教育プログラムを作り始め、それがありがたいことに軌道に乗り、2010年に会社を作りビザを取得しました。

当時研修の流れとして、受け身の視察ではなくて、能動的な実践型の教育がメジャーになり、やはりシリコンバレーはトレンドになっていきました。そこで実際に事業を作るプログラムを現地のネットワークを生かし、6,7年運営していました。

プログラムを作りながら自分自身も勉強していると、シリコンバレーの起業セオリーやマインドセットが、自分のやってきたことと、後付けではありますがリンクすると気づいたんです。やりたいこと、情熱、好きなことをどのようにビジネスにするのか、自分の今までの経験や知見を色々な人に伝えられるのではと思い、教育の文脈でもアントレプレナー研修を始めました。

大学生グローバル起業家育成プログラム in シリコンバレー

そうこうしているうちに、bridge大長と知り合い、一緒に仕事をするようになり、今に至ります。

 

–  この三年は、bridgeと自分の会社であるメルサを行き来しながら仕事をしてきましたが、二つのことを行き来するからこそ見えてきたテーマや発見はありますか?

海外での起業の経験はbridgeの事業領域とは一見関連がないですが、海外で働くことで得られた多様性はbridgeに役立てられたらいいなと思います。

例えば、これが嬉しい、嫌だ、こういうときに幸せ、といったサービスデザインに欠かせない情緒的な部分は、文化的背景や言語、宗教が違っても普遍的なものなので、ある意味で大局的に見れている部分があります。

現地生活者との共創による事業創造プロジェクト in クアラルンプール

また、メルサでは大学生や高校生のプログラムも運営しているので、教育とビジネスを行き来することでお互いに良い作用を与えられることもよくあります。

ビジネスの社会で今起こっていること、潮流を常にキャッチしているので、その感覚や知見は、教育の現場で生かせています。逆に、普段企業向けにやっている事業創発のプログラムを学生向けにやると、制約がない分すごく面白いアイデアを出してきたり、僕ら大人からすると思いつかないような発想があったりするんですよ。若い世代の感覚や考え方を、僕自身が学生から学ぶことも多いです。

そのような教育現場での要素、発見もbridgeに還元できたらいいなと常々思っています。

 

–  これから実現したいこと、bridgeとしてサポートしていきたいことはありますか?

個人としても、bridgeとしても、自分の原体験から、自分のやりたいことは実現できるし、自由に生きるってことを表現できるし、それを原動力に仕事って楽しくなることを伝えたいと思っています。

働き方の多様化や、やりたいことをやって生きることが世の中の風潮になってきましたが、実際に自分の人生を生きている人はどれだけいるんだろう、と個人的に疑問に思います。例えば、朝の通勤電車は殺伐としていて、どんよりしてるじゃないですか。理想論かもしれないけど、人生の半分以上の時間を使う仕事が楽しくないって勿体無いと思うんです。このまま終わりたくない、もっと華やかなこと、楽しいことをやりたいっていう欲求って心の中にあるはずで、それが何か新しいことを起こす源泉になります。そんな欲求を、一人ひとりが意識できて、動き出せるように後押ししたいですね。

イノベーションも同じで、なぜ自分がやりたいのかという強い課題意識が何より原動力になります。そのような内に秘めたものを、もっと表現していける組織づくりに貢献したいなと思います。

イノベーションや新規事業創出は、思いや情熱、やりたいことを実現する手段です。それに、何より楽しい。

自分が考えたアイデアが商品になり、事業になって、人の役に立って対価をいただく体験はとても楽しいです。
その楽しさ、やりがいを伝えていきたいなと思っています。

 

 

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