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新規事業が成功しない3つの理由──そして乗り越えるために必要な「組織力」とは?

新規事業

近年、企業の成長戦略として新規事業を立ち上げる重要性が高まっています。しかし、意気込んで新商品やサービスをリリースしても、

  1. 着想がズレて市場機会を見出せない
  2. ユーザーにソリューションが支持されない
  3. 既存組織の協力を得られず内側から頓挫してしまう

このような失敗やジレンマに陥るケースが後を絶ちません。こうした失敗は一度きりで終わらず、試行錯誤を繰り返しながら組織として乗り越える力が求められます。
本記事では、新規事業を取り巻く失敗パターンと、それを克服するために不可欠な「組織力」について考え、bridgeが支援できるアプローチをご紹介します。


目次

  1. 新規事業の失敗やジレンマはなぜ起こるのか?
  2. 失敗から学び、反復する「組織力」の重要性
  3. 組織力を高めるための3つのアプローチ
    1. 3-1. 事業開発伴走
    2. 3-2. 人材育成
    3. 3-3. 組織変革
  4. bridgeが横断的な役割を担い、新規事業を支援
  5. FAQs
  6. まとめ:新規事業を継続的に成功させる鍵

 

1. 新規事業の失敗やジレンマはなぜ起こるのか?

1-1. 着想がズレて機会を見出せない

新規事業のアイデアが、実際の市場ニーズや顧客の課題と合致しないことは大きなリスクです。「自社技術がつかえそう」「既存顧客にニーズがありそう」「営業が販売しやすそう」といった自社の視点のみで動き出し、十分な仮説検証を行わないまま進めると、想定していた価値がユーザーに伝わらず、投資したコストや時間が無駄になる可能性があります。

1-2. ユーザーにソリューションが支持されない

マーケットインの視点でニーズを捉えられなかったり、ユーザー体験(UX)に配慮しないままサービスをローンチしたりすると、「実際に使ってみると不便」「他社の類似サービスと差別化できない」などの理由で支持されにくくなります。

1-3. 既存組織の協力を引き出せない

新規事業は、必ずしも単独チームだけで完結するものではありません。既存組織の知見やリソース、社内の承認プロセスなどをうまく巻き込む必要があります。社内調整やコミュニケーション不足が原因で、せっかくの事業アイデアが実現前に失速してしまうケースも少なくありません。


 

2. 失敗から学び、反復する「組織力」の重要性

新規事業の道のりは、多くの場合「一度で成功する」ものではなく、失敗や想定外の壁に何度も直面するものです。
そこで大切なのが、失敗から学び、何度でも試行錯誤を繰り返せる組織力です。

  • 迅速な学習と修正:小さく実験して検証し、結果を素早くフィードバックする
  • 柔軟なリソース配分:必要に応じて、既存部署や外部パートナーと連携する
  • 心理的安全性:失敗を叱責ではなく、学びの機会として捉える文化を醸成する

こうした組織力がないまま新規事業を進めると、1度の失敗でモチベーションが大きく下がり、いずれプロジェクトが立ち消えになってしまいます。

参考トピックス:

上記のbridgeのトピックスでも触れられているように、組織として「学習し続ける仕組み」を作ることが、新規事業を継続的に育てる鍵となります。


 

3. 組織力を高めるための3つのアプローチ

3-1. 事業開発伴走

新規事業は、アイデアの着想からMVP(最小限の機能)の構築、ユーザーテスト、マーケティング、組織内の合意形成など、多岐にわたる工程が存在します。
bridgeでは、各ステップで生じる課題に対して専門家が伴走し、一貫したサポートを提供します。仮説検証やビジネスモデルのブラッシュアップなど、「とりあえず作る」だけで終わらない包括的な支援が特長です。

3-2. 人材育成

新規事業を推進するには、社内にイノベーションマインドを持つ人材を育てることが不可欠です。
例えば、アジャイル的な思考やユーザーファーストの観点、リーダーシップを磨く研修やワークショップを実施することで、組織としての対応力が高まります。
bridgeでは、実際のプロジェクトを通じて学びと経験を得られる「OJT型人材育成プログラム」も提案し、プロジェクト完了後も組織にノウハウが蓄積されるよう支援します。

3-3. 組織変革

新規事業のアイデアやスキルがあっても、組織構造や文化が変わらないと成果は出しづらいものです。
既存部署との連携フローや評価制度の見直し、意思決定プロセスの短縮化など、組織変革を伴わないとイノベーションは育ちにくいでしょう。
bridgeは、経営陣や各現場との対話を通じて、新規事業を発展させるための組織づくりをサポートします。

参考: 3つのサービスアプローチ(事業開発伴走・人材育成・組織変革)


 

4. bridgeが横断的な役割を担い、新規事業を支援

新規事業の成功に向けては、部署間のサイロを壊し、情報を結び付ける横断的な役割が欠かせません。
しかし、社内にそうした人材を常に置ける企業ばかりではありませんし、既存組織に新たな役割を作るには時間もかかります。

そこで、bridgeが「組織を横断する役割」を担い、新規事業チームと各部署、さらには外部パートナーとも連携しながら、最適な形でプロジェクトを推進することが可能です。
こちらの記事でも、bridgeが複数のステークホルダーを繋ぎ、新しい価値を創出する事例をご紹介しています。

  • 社内の合意形成サポート:経営層・現場・外部パートナーとの間に立ち、最適な意思決定を促進
  • リサーチやクリエイティブ領域の統合:ユーザーヒアリング、プロダクトデザイン、ブランド戦略など幅広くカバー
  • ノウハウの内製化サポート:プロジェクトを通じて、社内人材が成長する仕組みを実装

5. FAQs:よくある質問

Q1. 新規事業を始めるにあたって、どれくらいの期間がかかりますか?
A. 業種や事業規模によって異なりますが、MVP(最小限の機能)を作りユーザーテストを開始するまでに3〜9ヶ月ほどかかるケースが多いです。bridgeでは短期実証の仕組みを導入し、仮説検証のスピードを上げられるよう支援します。

Q2. 小規模な企業でも組織変革は必要でしょうか?
A. 企業規模にかかわらず、新規事業を継続的に生み出すには、社内の評価制度や意思決定フローの見直しが大切です。むしろ規模が小さいほど、迅速に変革を実行できるメリットがあります。

Q3. bridgeに支援を依頼するメリットは何ですか?
A. 事業開発だけでなく、人材育成や組織変革まで一気通貫でサポートできる点です。プロジェクトの一部だけでなく、全体を俯瞰しながら企業の成長戦略にあわせて伴走いたします。

6. まとめ:新規事業を継続的に成功させる鍵

  • 失敗やジレンマは、新規事業において避けて通れない道であり、そこから何度でも学びを得られる組織力が重要。
  • アイデアやスキルを持つ個人に依存するだけでなく、社内文化や評価制度、部署間の連携といった構造面を整えなければ、本質的なイノベーションは生まれにくい。
  • bridgeは、事業開発伴走・人材育成・組織変革の3つのアプローチで、企業が新規事業を生み出し続けられる体制づくりをサポートします。
  • 部署や外部パートナーを横断しながら、「橋渡し」として最適なリソースと情報を繋ぎ、新規事業の推進力を高めます。

「新規事業の種はあるものの、なかなか形にならない」「既に取り組んでいるが、社内連携や人材不足で進まない」といった課題をお持ちであれば、ぜひ一度bridgeにご相談ください。
私たちが組織を横断しながら、伴走者として新しい事業の可能性を広げるお手伝いをいたします。


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