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プロジェクト

全社一丸で生活調律業への変革を推進 

全社一丸で生活調律業への変革を推進 

課題

社内から集められる事業アイデアの質を高め、
事業化する確率を高めたい

bridgeがしたこと

新規事業創出プログラムの全体設計から
応募テーマやアイデアの選定、検証活動への伴走

お掃除用品レンタル・販売、お掃除、フードサービスなど多岐にわたる事業を全国で展開するダスキン。
お客様の暮らしや働き方の変化に応じて、これまでのお掃除業から、変化する社会や生活の形にあわせて「暮らしのリズムを整える」「職場環境を整える」生活調律業へと進化することを掲げています。
コロナによって生活様式が一変した今、その役割はさらに大きなものになっています。

そんなダスキンの社内ビジネスアイデアコンテスト「やってみるプロジェクト」。
これまで3回にわたり開催されてきましたが、昨年は最多となる300を超えるアイデアが社内から応募されました。仮説検証活動を経て、現在2案が事業化への検討をすすめています。

bridgeは本プログラムの全体設計、応募テーマやアイデアの選定、スキルアップ研修、検証活動への伴走を通じて同プログラムを支援させていただきました。

本インタビューでは、ダスキンラボ室の山本さん、荒木さん、小林さんに、
これまでの活動の成果や手応え、今後の展望について伺います。

訪販グループ 戦略本部 事業開発部 ダスキンラボ室 
山本哲也さん(右) 荒木恭子さん(中央) 小林恭子さん(左)

若手からベテランまで300をこえるアイデアが応募

Q 「やってみるプロジェクト」は、今回で3回目の実施となりましたが、
 このプロジェクトをはじめた背景について教えてください。

荒木さん(以下、荒):このプロジェクトの名前は、「なにはともあれやってみよう」という当時の担当役員からの提案に由来しています。

やってみるプロジェクトを開催する訪販グループでは、10年後の基幹事業を今から育てる必要があるという課題があります。役員をはじめとする会社全体の想いからこの提案制度が始まりました。

山本さん(以下、山):会社として創業50年を過ぎ、ちょっと守りに入っている社内の雰囲気、閉塞感を打破するひとつのきっかけとして、新しいことを生み出したい社員の背中を押すようなイメージですね。

Q 昨年のやってみるプロジェクトでは合計336案の提案がありました。
 前回から工夫したところは何でしょうか?

山:ダスキンラボのコンセプトは、生活者、外部組織、そして我々ダスキンの三者で何か新しいことを共創しようというものなのですが、今年は新型コロナのために、生活者とは何もできない一年になってしまうな、という春先に予測しました。そこで、今回のやってみるプロジェクトでは参加者の募集を、本社(大阪)から全国の訪販グループの社員へ広げ、本社の社員だけでなく、よりお客様に近いところで働くスタッフにもオープンに参加できるように設計しました。

荒:昨年に比べ参加対象を大きく広げたことが、アイデアが多く集まった一因だと思います。
参加メンバーの年齢も20代から、最高齢は65歳まで、かなり幅広くバラエティに富んでいましたね。

bridge 大長(以下、大):定年目前のベテランがこういった活動に参加するのは、なかなか他では無いですよね。336案もの応募があるということは、みんな現場で生活者の困りごとを常に探索されているのだと思います。

リモート環境でのコラボレーションを強化

Q 今回は奇しくも新型コロナの影響でオンラインとオフラインを両方取り入れて実施しましたが、この点についてはいかがですか?

荒:私たちもこういった経験は初めてだったので、最初は本当にどうしようかと不安でしたが、bridgeの皆さんに支えられて何とかプログラムを運営することができました。

コロナ以前は「みんなで集まってアイデアをブラッシュアップさせるのが一番いい」という思いでやってきたので、集合型のプログラムを1日がかりで実施していました。

今回、オンラインをはじめて導入し、ワークショップを実施したので、間延びしないよう一回3時間に区切って進めていきました。このような時間の制約の中で、最大の効果を生み出せるよう工夫しました。
また、今年からはチャットツールを導入し、参加メンバーとbridgeの皆さん、事務局が入ったグループを作り、進捗の共有や相談、スケジュールの管理などを行ないました。実際にやってみると、連絡だけではなくて、メンバー間の繋がりも深めることができたので、やってよかったなと思います。

山:現在の状況では叶いませんが、私は大事な場面では顔を合わせてやるのがベストだと思っています。
ただ、時間、場所、安全性、さまざまな制約がある中で集中して、スピーディーにやらなきゃいけないという意味では、今回の取り組みはそのスキルを高めてくれたと思いますね。

Q メンバーをサポートする上で、意識していたこと、大切にしていたことはありますか?

荒:参加メンバーは本業と並行して「やってみる」の活動をしているので、なるべく不要な負担をかけないようにすることと、一生懸命頑張ろうという気持ちを持続させることをとても考えていた気がします。

小林さん(以下、小):私も否定的なことは言わず、とにかくやってみよう!と応援するというスタンスですね。
私は前期のやってみるプロジェクトでは参加者として関わっていたのですが、参加者が自分の想いに向き合って実現したいことに取り組むことが、ブレイクスルーするには一番大事だと感じています。今回は最初から最終ピッチまで、メンバー自身が実現したいこと、解決したい課題見失わず、取り組めたことが素晴らしい提案につながったのだと思います。

山:私自身は既成概念というか、自分たちの常識から外れるように、予定調和にならないように意識していました。予定調和では今までの想定を超えた新しいものは絶対に生み出せません。ダスキンラボから新しいものが生まれるかどうかは不確実性が高いことですが、過去に経験のないことに取り組むことは確実にできます。慣れないことに挑戦することで頭の中に不協和音が流れ、多少なりとも違うものができるのではないかという期待がありました。
結果、最終選考にのこった4案はいずれもすばらしい提案だったと思います。

誰もが新しい価値づくりに参加できる文化に

Q bridgeとの取り組みはいかがでしたか?

山:コロナによって日々状況が変わる中で、まず運営側では、週一回のペースでミーティングがあり、壁打ちができるというのは非常に安心感がありました。bridgeさんから「それでいいと思うけど、こんな方法もありますよ」とか「もっと良くするために、こういう可能性もあるよね」といった、ティーチングというよりはコーチングのような進行で、幅の広い道路を思い切り走らせてもらうような感じ、かもしれないですね。

荒:やはり安心感がありましたね。当初オンラインで開催することを決めたときは、実際に会う回数も減ってしまうし、オンラインだけでできるのかという不安がありました。でも、参加メンバーとのメンタリングや運営メンバーだけの週一回のミーティングで信頼を早めに築くことができたのは、bridgeさんの存在が大きかったなと思います。

Q 最後にラボとして今後やっていきたいことを聞かせてください。

荒:今年のやってみるプロジェクトは、最終選考を通過した2案に対して、1月から3月にかけて私たちも一緒に検証を行い、事業化に向けて前に進めるというところまで関わることになっています。まずはそこをしっかりやっていきたいと思っています。
そして、今期の最終選考に残ったメンバーの皆さんのやる気が本当に素晴らしく、またその素晴らしい皆さんがやって良かったと思っていただいたのが私たちの励みになっています。来期もそのような取組みができるよう、今年より進化した形にしていきます。

小:今回のやってみるプロジェクトでも、参加メンバーが本業とは別に時間を捻出している点で、負担感が大きいので、そこは変えていきたいですね。私自身も去年参加者側として、業務中にやってみるプロジェクトの宿題をやるのはちょっと後ろめたい気持ちになってしまって。なんとか参加者が周りの上司や社員から応援されるような、何か仕掛けを作っていけたらなと思いますね。

山:私は最終的にはこのプロジェクトがなくなったらいいなと思っているんですよ。なくなるというか、もうみんなが部活動のように、実験的にやりたいことに予算がついて、各自が競争しながら実現できるようにできたらなと。
これからの世の中の流れとしては、そのようなチャレンジは転職やポジションを変えることで実験・実現させていくことになるとは思いますが、せっかくなら社内で実験できたらいいなと今年1年間やってみて思いました。
ここ二、三年でそのような活動を実現させていきたいですね。

大:ダスキンさんは2018年から生活調律業というコンセプトを掲げていますが、この2020年は、それまで当たり前だった暮らし方がゆらぎ、生活環境に大きな変化がありました。この流れは、やってみるプロジェクトにも大きく影響しそうですね。

山:在宅ワークの普及によっておうち時間が増えたことで、家を片付けたりリフォームをしたり、暮らしをとても身近に感じた一年になりました。
「お客様が困っていることを解決する」という意識が私たちの中に強くありますが、それだけでなく、「家の中でもっと楽しく暮らせる、おウチが好きなる。」そのようなこと提案していけたらいいなと思います。

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