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【企業内の新規事業担当者向け】#新規事業あるある カルタ

【企業内の新規事業担当者向け】#新規事業あるある カルタ

「イノベーションに取組む人と組織を支援」をテーマに、新規事業創出を統合的に推進しているbridge。

個性豊かなメンバーと、日々内なるイノベーターの発現を促進し、イノベーション組織への変革を支援しています。

そんな中で、それぞれに感じてきた新規事業への思い。企業内の新規事業を伴走してきた中で見えてきたイントレプレナーの
「こんなところが大変」
「こんなところが難しい」
「こんなところが楽しい」
そんな気持ちを、川柳のように読んでみたら面白そう!カルタにしたら面白そう!と考えました。

そこで早速、五七五で「新規事業あるある」ネタをメンバー全員で考えてみました。やってみると、どんどん意見が出てきて、選別が難しい程に…笑

新規事業に取り組んでいる方、興味がある方、まだ知らない方にも幅広く伝えられるように、解説文やデザインにもこだわりました。

制作を終え、いよいよbridgeのX(旧Twitter)で初公開!「#新規事業カルタ」のハッシュタグと共に1日おきに投稿を続け、反響をいただきながら年末に全ての投稿を終えました。

新規事業のやりがいや苦労を、「あるある!」と共感いただいたり、ユニークだと笑っていただいたり、楽しく気軽に学んでいただいています。

新規事業カルタの一覧表もご用意しました。ぜひダウンロードしてご利用ください。

【jpgでのダウンロードはこちら】

【PDFでのダウンロードはこちら】

それでは、カルタを解説付きでご紹介します。

(あ)あいつらは いいなと既存に 妬まれる
既存事業は半期循環、2年後、3年後を考える既存事業が緩く見えてしまうことも。
既存事業が利益を出しているので、その利益が新規に流れてきます。

(い)今言うの? リリース間近の 「コレジャナイ」
「任せる」と言っておいて、サービスをリリースする直前になって上司(役員)が「コレジャナイ」と言ってくること、ありますよね。

(う)内にある リソース案外 使えない
社内にあるデザイン部門などに頼む方が外注よりも大変だったりします。

(え)MVP 外注先と ともだおれ
適切な設計ができていないものを外部に依頼して、外部は頼まれたまま作ってしまうことも。結果的に誰も欲しがらないものが出来上がってしまう経験があります。

(お)お前もか 立ち上げメンバー 抜けていく
スタートの時はチームになっているものの、半期ごとの部署移動でメンバーが徐々に抜けていってしまう。

(か)開発室 ここではみんな 部長です
新規事業開発室として色々な部署から集められる中、全員に役職をつけられるので、全員部長で部下はゼロ状態(フラットな組織ではありますが)。

(き)気づいたら 既存事業の いち機能
新規事業として考案するも、調整すればするほど既存事業に近づき、その一部になってしまう。

(く)9時出社 17時には終わる 新規事業
ベンチャー企業は朝から深夜まで仕事しているイメージですが、大企業の中の新規事業では定時出社・定時終わりで、残業禁止が基本です。もっと仕事をしたいジレンマ。

(け)結局は M&Aが 早いよね
自分たちで新規事業を作るより、買収の方が早いのでは、という議論になることも。

(こ)コンサルに 予算つくのに 僕たちは
既存コンサルに1000万円程払うのに、自分たちの新規事業には30万円も使えない現実…!

(さ)サブスクの ビジネス検討 降ってくる
今流行りの「サブスク」「DX」「AI」を使った事業を提案せよ、とキーワードだけが上から降ってくる。

(し)調べたら たくさんあるよ 同じやつ
世の中に似たような事業は山ほどある。調べれば調べるほどに…。

(す)すぐやろう 取りかかるのは 2ヶ月後
やろう、やろうと言いながらも社内のメンバーアサインや日程調整、既存事業との兼ね合いで、スタートできるのは結局数カ月後に。

(せ)全員が やる気はあるが 他人事
新しいことで前向きに取り組むものの、自身がやるべきだと思って進めるのが難しく、何かハードルがあるとストップしたり仲間割れが起きたりすることも。新規事業だからこそ、そんな経験があります。

(そ)損益の 表計算は 得意です
エクセル上で事業を描く数字の睨めっこは好きですが、実際の価値を考えることは苦手なケースも多いようです。

(た)誰からも 協力得られず ただ孤独
大企業の中の新規事業は、既存事業からの協力がなかなか得られない。そんな声が聞こえてくることもあります。

(ち)チーミング できずにいつも ひとりです
良い人材がいればスカウトしてきてと言われますが、皆掛け持ちなので、社内で人をスカウトすることが難しい。

(つ)次は何? 採択してから 進まない
社内ビジネスコンテストで優勝し、お墨付きをもらったものの、次に何をしたらいいのかわからない!(プレゼンで終わってしまいがち)そんな状況を突破すべく、bridgeは新規事業の伴走をしています。

(て)撤退の 判断はいつ 誰がする?
一度始めたら、辞める判断が難しい。本人たちはやる気がある中でどうすれば…。

(と)とりあえず 新規事業の 準備室
企業内に新規事業の部署だけできて、3人程度アサインされるも、何をしたら良いのかわからない。

(な)何かやろう! そう言うヤツほど はじめない
ノリで「面白そう!」という社員ほど、じゃあ一緒に新規事業のチームでやってください、とお願いをしてもやってくれない。

(に)20パー(%)そそのかされて 120
新規事業は20%ルール(業務の20%使っていい)がありますが、大体(100+20%)=120%になっている現実。

(ぬ)ぬかるみに はまって最後 ゾンビ事業
大してスケールできないとは思いつつ、今までやってきたことが捨てられずやめる決断もできない。ほそぼそ事業を継続し、最後はゾンビ事業に。

(ね)年々と 先細っていく 提案数
初年度は盛り上がるも、なかなかわかりやすい成果が出ない新規事業提案制度は年々トーンダウンしてしまう。

(の)ノーコード 知ってはいるけど 踏み出せない
ノーコードツールを知ってはいるけれど、ものづくりへの抵抗感があり踏み出せない。デザイナーではないため、デザインへの苦手意識があります。

(は)始めたら 必勝前提 新規事業
新規事業は事業化するまでにいくつもの壁がありますが、上司からは「うまくいってるよね?大丈夫だよね?」と必勝前提のマネジメントが発動されてしまう。

(ひ)ビジコンは いつものメンバー 同窓会
社内のビジネスコンテストの回数を重ねるうちに、メンバーが固定化されて同じ人ばかりになっていく。

(ふ)ブレストが 得意な人ほど 飽きっぽい
発想して面白くアイデアを次々に出せる人に限って、実行面の泥臭い作業実務は苦手。

(へ)ベンチャーと シナジーおきた 試しなし
オープンイノベーションが盛んですが、大企業・ベンチャーどちらかが得をするケース、うまくいくケースはあっても、両方でシナジーを生むケースは少ないのかもしれません。

(ほ)本気だせ 取り組む時間は 業務外
「新規事業は大切だ」と上司から言われますが、「その代わり業務時間外でやってね」となりがち。

(ま)マーケット 規模の算出 得意技
エクセル上で事業を描く数字の睨めっこは好きですが、いざ市場価値をつくり出していくことは苦手なケースも多いようです。

(み)ミッションか ミッションじゃないか わかりません
「これも大事な仕事だ」と激励されますが、あくまで本務優先。

(む)無理ゲーです うちの会社で toCは
歴史のあるBtoBの製造業ほどtoCサービスに憧れをもっていますが、まったくビジネスの行動原則が違うため、実は極めて難易度が高いと思います。

(め)目新しい なんとか思考 だのみです
つぎつぎに出てくる「○○思考」に飛びつくも、結局使いこなせない。

(も)「儲かるの?」 その一言で 即終了
アイデアレベルなので、「儲かるの?」と上司に聞かれて説明出来ない状態に。

(や)役員の お気に入りだねと 妬まれる
新規事業の当初のアイディアは主観で決めるしかないので、決める人の好みや考えに左右されやすい。それによって妬まれることも。

(ゆ)ゆくゆくは 黒字化しますと 言ったよね?
2年程度やって黒字になりますと当初は話すが、実際はなかなか黒字化が難しい。上司に詰められる…。

(よ)予算ゼロ 権限もゼロ 評価ゼロ
新規事業は重要な活動だと言われてスタートするが、予算もつかない、評価にも入らない、権限もないということがよくあります。

(ら)ランダムに 集められた チームです
本来は専門性でチームを組むべきですが、実態は動ける人、やる気でチーミングされてしまう。

(り)リサーチの レポート見るほう 専門です
調査会社が作ったレポートを見ることは慣れているけれど、自分が手を動かして…となると一気に出来なくなります。

(る)類似する サービス発見 意気消沈
自身のアイデアが「まだ世の中に無いもの」という幻想を抱いてしまうあまり、類似サービスがみつかるとモチベーションが急降下します。

(れ)レベニューシェア そんな組み方 ありえない
既存ビジネスは受発注関係なので、レベニューシェアの関係性(イコール関係)に慣れていません。

(ろ)論理的 客観的な データだせ
ゼロイチの場面は客観的に説明出来ないことばかりですが、既存事業の人たちにはやたらと説明を客観的に求められます。

(わ)若手向け 企画の判断 還暦者
若い人向けの企画(新規事業)を判断しているのがシニア層の上司。

 

 

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いかがでしたでしょうか?

新規事業には様々な苦労、やりがいがあります。新規事業をサポートしているbridgeメンバーが思う「あるある」ネタを、皆さんにシェアさせていただきました。

bridgeはこれからも、イノベーションに必要なマインド・スキル・仕組みの導入と、プロジェクトファシリテーションを通じて、今年も人と組織の挑戦をお手伝いして参ります。

 

 

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