CASE STUDY
課題
bridgeがしたこと
成果
実名登録された有識者(アドバイザー)による、信頼性の高い一次情報を的確に提供する「スポットコンサルサービス」が、株式会社ビザスク。事業法人部では、新規事業の仮説検証に必要な課題や技術・ビジネスの知見を有する専門家へのインタビュー活動を通して、顧客企業の事業創造を力強く支援しています。2013年10月から『世界中の知見をつなぐ』をビジョンに掲げ、プラットフォームは大きく成長しています。
bridgeは元々、ビザスクさんに登録していたご縁がありました。企業の新規事業の立ち上げを支援し、単なる外部委託先としてではなく、一緒に成長し続けられる価値を提供するサービスとして、実は当社とは非常に近い関係にもあります。知見や課題を共有することで、非常に良好なパートナーシップを築くことができる、貴重な存在です。
今回は、事業会社向け事業の責任者である、同社執行役員の田中 亮さんにお話を伺いました。
株式会社ビザスク
執行役員
田中 亮さん
スポットコンサルの価値とは、我々のサービスをお客様にご利用いただくことで、インタビューを通してユーザーや専門家の声を直接聞けることだと考えています。お客様自身が直接、そういった現場の声やプロの叡智に触れられるということは、新規事業開発を進めていく上で、当事者意識やプロジェクトへの所有感につながるので、とても重要なことだと思います。また、チームのモチベーションの向上や、上司への説得のためにも、ぜひこのサービスをご利用いただきたいですね。
元々、初めて御社にご相談したのは、今から2年前ぐらいだったでしょうか。当時から『どうやったら、もっとインタビューを活用してもらえるか?』と常に考えていました。インタビューをすることに対してハードルを感じているお客様が多いので、勉強会やワークショップを開催したり、また新規事業の提案制度の支援を提供していました。そんな中で、自分たちだけではなく、『インタビューに関するノウハウや新規事業開発のプロセス、手法に精通している企業さんと、一緒にサービスを作ることで、顧客支援を加速できないか?』と考えていて…でもなかなかいらっしゃらなくて(笑)。
bridgeさんとはそんな時期にお会いしました。元々、ビザスクにご登録いただいていたこともあり、『きっとインタビューの価値を大事にされているだろう』と思って、お声掛けをしました。実際にお話をしてみると、顧客支援の中でインタビューの価値について説かれていたり、同じ課題意識があるんじゃないかと感じました。また、我々に足りない豊富なご経験や知見もお持ちだったので、『ぜひ一緒にできれば!』と思ってプロジェクトをスタートさせていただきました。bridgeさんの持つ知識・経験を、当社の事業プロジェクトでもフルに発揮してもらえることを期待していましたし、実際、これまでにさまざまな場面でサポートしてもらっています。
まず感謝している点として、我々自身がbridgeさんから学ぶことが多いということですね。bridgeさんのこれまでのご経験に基づく知見やフィードバックは、顧客にとってだけでなく、我々自身にも得られるものが非常に多いんです。『プログラムの質をどう高めるか』を、一緒に考えながら進められるパートナーだと感じています。また、我々は、あくまで新規事業を考える人のサポーターであり、時にお客様にとってのメンターとしての関係を築いていきたいんですよね。ビジョンとして、コンサルティングを目指しているわけではなくて。
でもそれって、なかなか理解されづらい部分があります。bridgeさんでは、普段からそういったお客様支援をやっていらっしゃるので、我々がやりたい方向性を感覚的に理解してもらっている気がしています。すごくコミュニケーションを取りやすいですし、今の関係性はすごく良いと思っています。
現在は400社ほどの大手事業会社様にサービス提供していますが、今後はもっとたくさんの企業様にサービスを利用していただきたいと思っています。サービスを使うことでインタビューを実践いただき、企業内で新規事業を生み出すスピードをさらに上げていってもらいたいんです。
しかし、そのためにはインタビューの価値を見極めたり、どうすればインタビューが上手くいくのかの手法論も、同時に広めていく必要があります。我々が課題だと思っているのは、お客様がインタビューを上手く使えないことによって、結果的にサービスの満足度が減ってしまい、仮説検証スピードが低下してしまうことです。
その原因は、インタビューの仕方に改善の余地があるのかもしれませんし、インタビュー前段階の対象者像の明確化に問題があるかもしれません。また、我々がお客様のニーズや期待値に、適合できていない場面もあるかと思います。
それらの変革には、当社内だけに限らずお客様とも積極的にコミュニケーションを取り、インタビューに対する共通認識を作っていくことが必要だと考えています。我々だけではなく、bridgeさんにプロジェクトに入ってもらうことで、我々のサービスの提供価値を今後とも一緒に広げていきたいですね。