CASE STUDY

組織変革

ホーユー:三年間の社内新規事業創出プログラムで69件の提案と6件の事業化、数字に表れた“挑戦の文化”

課題

新規事業活動が組織として再現されない

bridgeがしたこと

仕組みと検証プロセスの構築を伴走

成果

事業と人材、両面で見え始めた自律的な変化

状態|新規事業活動が組織として再現されない

ホーユーでは、長年ヘアカラー事業で安定した成長を続けてきた一方で、「それ以外に手を出すのはリスクが高い」という空気が組織の中にありました。過去にも新規事業的な取り組みはあったものの、研修や一時的なプロジェクトで終わるケースが多く、事業化までつながらないケースが少なくありませんでした。挑戦は個人の熱意に委ねられ、異動・予算・意思決定が連動しないため、試行錯誤が継続しない。結果として、新規事業がやっても続かない活動になりやすいという構造的な課題を抱えていました。

取組み|新規事業を「ビジョン実現のための活動」へ

佐々木社長の就任を機に、新規事業の創出を明確な経営テーマとして位置づけ、社内新規事業プログラム「コノユビトマレ」が立ち上がりました。全社公募でアイデアを募り、段階的な審査を経て採択された案件は、提案者が経営企画室へ異動し、2年間の事業検証に専念する設計としました。開発予算の確保、期限の明確化、そして社長自らが全アイデアに目を通しフィードバックする関与により、「本気でやり切る体制」を組織に実装。bridgeは制度設計から伴走し、仮説検証と学習が回る仕組みづくりを支援しました。

自走へ|事業と人材、両面で見え始めた自律的な変化

3年間で69件の事業提案が集まり、6件が事業化・サービス化フェーズへ進展しました。スキンケアブランド「One st.」では、クラウドファンディングやSNSを活用した顧客参加型の開発が実装され、市場と対話しながら事業を育てるモデルが形になっています。加えて、「これほどの熱量とアイデアを持つ人材が社内にいた」という発見も大きな成果でした。挑戦する人が孤立せず、既存事業にも挑戦の姿勢が波及し始めるなど、新規事業が一過性で終わらない自走の土台が組織に残り始めています。

bridgeは、新規事業が一過性の取り組みではなく、組織の中で自走しながら前に進む状態をつくるために、仕組みと検証プロセスの構築に伴走いたしました。

  • プログラムの設計と制度・評価の仕組みづくり
  • 社長・事務局・参加者を結ぶ運営デザイン
  • 外部の実践者や専門家との接点づくり
  • 仮説検証の方法を動画教材+実践で習得
  • MVP開発〜市場検証の伴走メンタリング
  • 部門横断で協力が生まれるコミュニケーション設計
  • 社内広報の企画・制作(PR動画/ポスター)
  • 進捗レビューと振り返りの場づくり
  • 成果と学びを共有する社内レポート・発表の設計

【既に製品・サービスを上市した事例】

※ 一部の方へ先行で販売している事業は記載していません

①One st.(ワンエスティ)

ホーユーの現役研究員が開発を主導した、高濃度ナイアシンアミド配合(18.5%)のスキンケアブランド。クラウドファンディングでは開始数時間で目標の549%の売り上げを達成。YoutubeなどSNSで顧客参加型のブランドとして注目を集める。広告費を抑え成分の透明性と高濃度にこだわったシンプルケア。

https://www.cosme-one-st.jp/

②コスメタトゥーLUCENA

肌を彩り、自分好みに色付けができるティント式タトゥー。専用のステッカーとティント(染料)を使い、水で流すだけで手軽に楽しめ、肌のターンオーバーとともに1週間程度で自然に消えるのが特徴。

https://www.cosmetat.jp/

③セルフカラーショップ

セルフカラーの悩みを解決する新しいスタイルの施設「ホーユーセルフカラーショップ」。鍵付き個室の染毛ブースを提供するセルフカラー専用空間。ヘアカラー剤のみ持ち込みOK、後頭部確認用カメラ付きで塗り残しゼロなどの特徴がある。

https://selfcolorshop.hoyu.co.jp/

ホーユー様とのインタビュー記事は、以下をご覧ください。

🔶全社員に挑戦の風土を根付かせる、新規事業と組織づくりのリーダーシップについて

ホーユー株式会社 代表取締役 社長執行役員 佐々木義広氏と、bridge 代表 大長の対談記事はこちら

 

🔶新規事業創出プログラムの全体像と事務局で実施した具体的な支援内容について

ホーユー株式会社 経営企画室 経営企画課 下込悠矢さん、福本雄さん、横田卓也さんへのインタビュー記事はこちら

 

🔶事業化審査を通過したメンバーの取り組みと感想

ホーユー株式会社 経営企画室  藤井淳さん、山口真吾さん、堀江俊貴さんへのインタビュー記事はこちら

 

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