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地域の事業創発プログラム「浜松イノベーションチャレンジ」を共同提供(前編)

地域の事業創発プログラム「浜松イノベーションチャレンジ」を共同提供(前編)

 

新規事業のマインドセットをチームへ導入

bridgeは、静岡県浜松市が後援の事業創発プログラム「浜松イノベーションチャレンジ」を、株式会社エフ・シー・シーと共に提供しました。

4ヶ月間かけて行う、学びと実践を通した新規事業アイデアの創発プログラム。エフ・シー・シー、ユタカ技研、ローランド・ディー・ジー、浜松いわた信用金庫、静岡大学のチームが参加しました。

自社のビジネス仮説を検証し、ワークショップを通じてアイデアをブラッシュアップ。中間ピッチや個別メンタリングを経て、最終ピッチで自社の経営陣に向けて事業案を発表しました。

最終審査では、各企業の決裁者に向けて10分間のプレゼンテーションをし、事業継続可否の判断を得ます。練り上げた事業アイデアで、自社からの投資を勝ち取ることを目指します。最終日には浜松市の鈴木康友市長も参加され、審査とフィードバックを行いました。

最優秀賞に輝いたのは、ユタカ技研のチーム。テーマは 「乳幼児の泣き声から親を解放する抱っこひも」でした。

優秀賞は、 エフ・シー・シーのチーム。テーマは 「次世代のカーブミラー「カーブミライト」」でした。

鈴木康友市長(左端)から表彰を受けたユタカ技研チーム。テーマは 「乳幼児の泣き声から親を解放する抱っこひも」。

<ユタカ技研チームのコメント>

「プログラムを通して、話しやすい環境ができたこと、平等感を持って取り組めたところが良かったです。反省点としては、インタビューへの取り組みが遅かったこと、他社へのヒアリング不足、プロトタイプをもっとやりたかったことが挙げられます。今後は、社内への意識づけや活動発信を継続的に行いたいです。」

「年上メンバーは、意見を対等に出し合える空気感を作るのに苦労しました。年下は年上に甘えてしまうことが多かったです。チームビルディングの大切さをひしひしと感じました。」

「最初はどこまでが個人で動くべきことなのか、またどこからがチームで動くべきことなのかが明確になっておらず、効率的な進め方に悩みました。」

鈴木康友市長(左端)から表彰を受けたエフ・シー・シーのチーム。テーマは 「次世代のカーブミラー「カーブミライト」」。

<エフ・シー・シーチームのコメント>

「行動量の多さをお互いに加速しあえるチームになりました。チームビルディングをもっと強化すべきだった反省点もあります。取り上げたテーマの交通事故は社会問題としても大きいので、次世代のカーブミラーについて今後も取り組みを行っていきたいです。」

「チームビルディングにとても苦労しましたが、会社一丸となってチームをよりよくしていこうという体制にして行きました。チーム内だけで解決が難しい時は、事務局にも相談し、1番適正なやり方をアドバイスしていただきました。」

「様々な部署の方々とチームを組んで、今までとは違った角度で物事を捉えることができるようになったと感じました。」

 

プレゼンテーションでは、顧客と課題、解決策、優位性、ビジネスモデル、戦略などを詳細に発表。緊張感もあり、笑いに包まれる場面もあり、熱量のあるピッチが行われました。

 

最終ピッチの総評では、鈴木市長や各社役員から、以下のようなコメントをいただきました。

「素晴らしかった。企業が練ったアイデアがたくさん集まったので、参加チームを増やして継続してほしい。」

「レベルが高いビジネスアイデアばかりだった。仕事をしながら社会人としての物の考え方が分かっているのを感じた。」

「企業が変わり続ける必要性、それに拍車がかかった時代に企業がどのように対応できるかが今後のカギ。次のステップへ向けて、やりたい事を思い描いて頑張ってほしい。」

「学生たちにとって刺激になり良い影響があった。レベルがどんどん上がっていて、参加企業の底力を感じた。」

「中間ピッチより最終ピッチの方が、さらにパッションが溢れ充実した内容になっていた。今後はPDCAをもっと回して繰り返し挑戦し、浜松をもっと盛り上げていきたい。」

※本イベントは感染症対策を行い、来場した全ての皆様の健康・安全を守りながら開催しました。写真撮影時のみマスクを外しました。

本プログラムを通して参加者は、企業内起業家としての第一歩を踏み出すことができました。新規事業創出に対する強い所有感が醸成され、前向きかつ能動的に仕事を推進していく行動変容が期待できます。

<浜松イノベーションチャレンジとは>

学びと実践を通した新規事業アイデアの創発プログラムです。参加チームはビジネス仮説作成、課題の深掘り、アイデアの発想、ソリューション検証という一連のプロセスを反復しながら自社のビジネス仮説を検証し、スピーディーに事業構想を描きます。ワークショップを通じた新規事業の方法論とマインドセットの醸成、新規事業フレームワーク”リーンスタートアップ”でアイデアをブラッシュアップ、最終ピッチで自社の経営陣に向けて事業案をプレゼンします。

プログラム企画運営:エフ・シー・シー、株式会社bridge
後援:浜松市

 

Day1

bridgeの鈴木より、「リーンキャンバスを使った仮説構築、検証計画作成」について講義を実施。まずは事業創造のためのフレームワークの使い方を学習し、実際に自社の新規事業のビジネス仮説を構築し、検証計画を作成しました。

Day2

bridgeの大長より、「ユーザーインタビューの心得」について講義を実施。アイデアの仮説検証を行う上で欠かせないユーザーインタビューについて学習しました。

day3

bridgeの三冨より、「プロトタイピングとソリューション検証方法の設計」について講義し、グループごとにマシュマロチャレンジに取り組むワークショップを実施。アイデアを形にして、ユーザーに検証を行うためのプロトタイピングの手法について学習しました。

中間ピッチ

それぞれのチームで考案した事業案を発表し、各社の経営幹部からフィードバックを行います。発表後はチームディスカッションとメンタリングを実施。参加者は最終審査に向けて、事業案を磨き上げていきます。

day4

bridgeの大長より、「顧客理解とペルソナ設計、ビジネスモデルの描き方」について講義を実施。その後はチームごとに、事業/仮説検証プランの内容を発表し、相互にフィードバックしました。

day5

bridgeの鈴木より、「ピッチの心得」の講義を実施。事業アイデア、ビジネスモデルを適切に伝え、相手に期待する行動を取ってもらうためのピッチ(プレゼンテーション)の手法を学習しました。

そしてゲストスピーカーセッションとして、アグリトリオの代表、石川浩之さんをお招き。アグリトリオは、武蔵精密工業株式会社の社内スタートアップ企業で、個人と農家をつなぐ人材マッチングサービスを展開しています。石川さんに「社内新規事業を成功させるために」というテーマで、事例をシェアいただきました。

最終ピッチ

各社の経営陣に向けて事業案をプレゼンし、審査とフィードバックを実施。表彰後は振り返り会を行い、一人ひとりの思いや気づきを話しました。

フォローセッション

参加者全員でプログラムの一連の活動を振り返り、うまくいかなかったこと、不安だったこと、良かったことなどを洗い出し、今後新規事業を推進していくうえでの課題について議論しました。今回の反省点もふまえて、次回のプログラムの企画・プランニングを実施。チームに対する想いについて内省し、発表・共有しました。

【メディア掲載情報】

・中日新聞 2021年9月3日 朝刊

『浜松から新事業創出、やらまいか! FCCなど4社社員と学生らがオンラインで初会合』

・日刊工業新聞 2021年10月18日

『エフ・シー・シーなど、オンラインで新事業創発支援 プログラム提供』

・中日新聞 2021年10月28日 朝刊

『FCCなど4社幹部、新事業実現へ助言 浜松チャレンジ中間報告』

・中日新聞 2021年12月18日 朝刊

『浜松・新事業チャレンジ最終審査 最優秀にユタカ技研』

・ニュースイッチ 2021年12月31日

『新産業創出の動きが活発化する浜松市、自動車用クラッチ手がける地元企業社長の期待』

 

後編の記事では、bridgeを含め、プログラムを支えた各社の事務局メンバーをインタビューします。

どのような想いでプログラムに参加し、最後まで走り抜くうえでどのような課題や葛藤、乗り越えたものがあったのか。今後の構想も含めてお話を伺いました。

【後編はこちら】

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